開発秘話
☆商品の詳しい解説は
オフィシャルサイトにて
☆こんな方に
・焚き火で料理がしたい
・ダッチオーブンを使いたい
・焚き火台がありすぎて選べない
これが、マスターピース
世の中にはいくつかタイプの焚き火台があります。その中でもアウトドアブームのさなかに激増したのが、この「レーザーカットと曲げ」で出来た焚き火台。鉄製で、組み立て式で、重量は重め。町工場の、基礎的な技術で出来るやりかたであることもあり、一時期この方式の焚き火台が、嘘のようにたくさん出回りました。(今は軽量組み立て式がよく見られるようになりましたが)
今や知らない方もいると思いますので、今あえて言いましょう。
この方式のオリジナルは、YOKAのこの焚き火台なのです。
もちろん、同じ作りかたをしているものをすべて「パクリだパクリだ」と訴えたいわけではありません。世の中の技術はその前提となる技術をもとに進んでいくわけなので、それを認めなければ世の中は発展していきません。しかしこれだけは言いたい。世の中に普遍的に溢れてしまい、もはやどれがオリジナルなのか分からなくなってしまったものでも、必ず最初の1つはあるのです。
その最初の1つだから偉いし、一番すごいと言いたいわけでもありません。ただ、このYOKAの焚き火台すらも「なんかよくある、ああいう方式の1つだよね」と埋もれさせてしまうのは、なにか違うと思うのです。
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さて、これを作ったのは2018年。そのときYOKAは木製家具が中心で、
YOKA GRIDDLEを世に出して少し人気を得ていたところでした。
それまでは「外でも中でも使える」という方向で家具を中心に展開していたのですが、インスタの画面にもっと写りたい!そのためには、キャンプの主人公を作らなければ!と思い立ち、焚き火台を作りたいと思い立ちます。
ただ、その頃は焚き火台は大手が作るものでした。ガレージブランド(と、後に言われるようになる)は、モノラルさん、笑'sさん、サンゾクマウンテンさんなど、ごくごく少数の方しかいません。
そんな状況のなか、僕が焚き火台なんて作って良いのか?そもそも作れるのか??
そう思いながらも、いろいろなスケッチを繰り返していた時、ひらめいたのです。
「可動することを考えなかったらどうか?」
YOKA GRIDDLEは「レーザーカットし、その後曲げる」という工程で出来ています。その曲げを90°にすれば。穴と組み合わせれば…3つのパーツだけで、台が作れはしないか。そしてその3つのパーツは、1つに重なるのではないか…!?
YOKAを始める前は、組み立ておもちゃを作っていたのですが、その経験がここでも活かされることになりました。紙で試作し、実際に工場で試作をし、実際に使えるモノが上がってきました。
これは、初期サンプルをもってテストに出かけた(ついでに、イメージ撮影も)写真です。
うまく焚き火ができる。その当たり前のことに感動したのを覚えています。
そんなこんなで出来上がった焚き火台を、おっかなびっくり展示会に出してみると、意外にもたくさんのバイヤーさんから高評価をいただきまして。「ああ、僕でも焚き火台を作っても良いのだ!」と勢いづき、さらに試作をテストを重ねて重ねて、現在の形に至ったのでした。
変形の問題が出てしまったこともあるのですが、現在はそれも乗り越えたVer3というかたちで販売しています。
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初期試作でソロキャンプする動画です。かなり前のものでお恥ずかしいですが。